大量の敗者を生む恋愛自由主義経済 |
出版活動もその一環です。
小さなことからでも、コツコツ積み重ねていけば、
いつかきっと夢はかなうと信じています。
私は少子化を食い止めるために、多くの人に有意義な
出会いの場を作ろうと、自分のmixiのコミュニティで
『婚活合同ハイキング』を始めました。
リサーチのため、mixiの色々なコミュニティを見て回っていますが、
恋愛とか結婚のコミュの多いこと多いこと。驚くばかりです。
しかし、ほとんどはうまくいかないのではと思います。
まず、男性が自己紹介して「メールください」というのに
メールを送ってくる女性はほとんどいないでしょう。
20代女性は、プリクラの写真をプロフのように公開して
顔写真を公開していない男性をシャットアウトしている人もいます。
それと、イベントが少ない。あっても飲み会ぐらいです。
皆さん積極的なように見えて、実は
「待っている」
のではないかと思います。
しかし、これだけ恋愛や結婚の「需要」があると分かったのは、
マーケティングの観点、あるいは社会学の観点から
得るものが多かったと感じています。
つまり、恋愛や結婚ができないのは、
「お金がない、職業が不安定」
「ブス(男女問わず)」
だからだと、「みんな思い込まされている」ということです。
恋愛市場は新自由主義経済ですから、
男も女も、金持ち、イケメン「だけ」に群がっていきます。
そして、誰もが負け組になっていくのです。
昔は恋愛社会主義でしたから、自分のいる
コミュニティの中で、「そこそこ」の人と
「何となく」結婚しても「何となく」幸せでした。
美空ひばりや石原裕次郎と結婚できなくても、
同じ工場の社員、とか、同じ農家同士ということが、
十分に幸福だったわけです。
しかし今は、スペックが伴わない男女に無理やり、
「一流の相手を見つけないとクズ」
と資本主義が煽るわけです。
すると、ごく一部の成功者以外は、全員負けるわけです。
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