2/2 公立はこだて未来大学、プロジェクト学習成果発表会&企業交流会in東京 |
昨日は秋葉原UDX2階「アキバ・スクエア」で開催された
公立はこだて未来大学の
プロジェクト学習成果発表会&企業交流会in東京
に行ってきました。
これは、実社会に存在する「解のない」諸問題に対して、
10~15名の学部3年生および2~3名の教員で
ひとつのプロジェクトを構成し、
他大学・企業・地域社会と連携しながら、
現状分析、問題抽出から問題解決への提言まで
一年間かけたプロセスに取り組むもので、
選抜14プロジェクトの成果を学生たちが発表します。
http://www.fun.ac.jp/sisp/H21_Tokyo.html
情報系の大学ということで、プロジェクトのテーマは
実用性の高いものが多く、
・地域医療におけるサービス・イノベーション・デザイン
・小学生のためのエデュテインメントシステム製作プロジェクト
・数理科学における学習支援コンテンツの開発
・サイエンス・コミュニケーション手法のデザイン
などです。写真は、
「はこだての人にもっとロボットに親しんでもらおうプロジェクト」
のイカロボット「IKABO」で、もちろん学生が製作しています。
このイカロボを用いたデモ発表を各地のイベントで行い、
函館の観光に役立てようというものです。
スーツを着た3年生たちが発表をするのですが、
驚くべきことに、来場者は企業の人事関係者がほとんどです。
直接採用には結びつかないという建前になっていますが、
学生と名刺交換している姿も多々見受けられました。
就職実績も悪くない理系公立大学とはいえ、
一般の知名度はまだ高いとはいえない大学ですから、
こうしてアピールするのはとても良いと思います。
しかし、こうした教育研究の展示を見ていると
文系の大学は何をやっているんだろうと思いますね。
理工系でもこうして研究成果を社会にアピールする大学は
東京でもそれほど多くはありません。
「ウチの大学は良いことをしているから、取材してくれ」
私も、いろんな方からさんざん言われます。
でも、まず自分たちから情報を発信する努力を
してくださらないと、マスコミも気付きようがありません。
情報は取材して取り上げてもらうよりも、
まずは自分たちから社会にアピールすること。
インターネットが普及して随分経ちますが、
この意識が切り替わらない大学がまだ多く見受けられます。
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