6/18【Twitter理事長めぐり】学校法人八洲学園 和田公人理事長@hirohito_wada |
【Twitter理事長めぐり】学校法人八洲学園 和田公人理事長@hirohito_wada にお会いしてきました。http://blog.study.jp/wada/ http://www.yashima.ac.jp/ 皆さんは八洲学園大学を御存知でしょうか。通信制の大学です。
八洲学園は昭和23年と奈良県で洋裁の学校として誕生し、昭和30年代には大阪で経理の専門学校として発展しました。やがて、高等専修学校を作り、高校にいけなかった子に通信制高校+高等専修学校で学ばせて大学入学資格を得る学校にしていきます。
やがて、自分たちで高校中退者のための通信制高校を始め、これが現在の八洲学園高校(通信制)になりました。http://www.yashima.ac.jp/hs/ 現在も4000人の生徒を抱えており、通信制高校のパイオニアであるとのこと。しかし、大阪にできた通信制高校は制度上大阪府、
京都府、奈良県しか入学が認められなかったため、東京にも進出しました。「高校中退者のための高校であるウチは、若者の最後の砦、どんな生徒も絶対に断らない覚悟です」と和田理事長@hirohito_wadaは語ります。高校中退者と多く接しているうちに和田理事長は、「高校を中退してしまっ
たりする若者は、父母の愛情の方向がうまくいっていない」と考えるようになりました。そして、子供たちの父母に対し、家庭教育や社会教育を学び、子供たちを導いてほしいと考え、通信制の大学である八洲学園大学を設置し、生涯学習学部を置いたのです。学習者の支援や、学習環境を整える人を作る大学
です。現在の学生数は約1700人。当初想定した父母よりも、学芸員や司書の資格取得を目指す社会人学生が中心になっています。2010年10月からは、税理士や社会保険労務士の育成も始めます。資格を取るための社会人の大学といえるえしょう。
八洲学園大学の通信教育は、スクーリングとレポート添削が中心ですが、ネットのみでも卒業できます。 専任教員は約20人。
せっかくなので通信制高校の話も聞いてみました。八洲学園高校は、スクーリングとレポートで卒業できる高校で、こちらもネットは主ではありません。スクーリングは年20日です。ちゃんとやれば3年で出られるとのこと。生徒の中には用がなくても毎日校舎に来る子もいます。居場所を求めているのです。
八洲学園国際高校という通信制高校も持っています。こちらは、東京や大阪にスクーリングで通えない生徒向けで、沖縄で年1回、5泊6日や7泊8日のスクーリングをし、年20日のスクーリングと同等の扱いにするものです。せっかく同じ沖縄なので、沖縄国際大の上原さん@upfield84にPR。
国際高校の生徒は約1000人。沖縄での研修は毎月開催しているので、生徒は好きな月に参加できます。「沖縄という風土の力に助けられている部分は大きいです」と和田理事長@hirohito_wadaは言います。通信制高校は八洲学園がかなり古く、現在もニーズはあるが、ライバル高校が増えた
とのこと。高校中退の場合、たとえば高校を1年で中退したら、八洲学園高校は2年間で卒業できたりもします。ネットの教育はコピペがヤバイのでまだそれほど力を入れておらず、先生の手作業によるレポートが中心です。「先生方はレポートに書き込むのが教育です」と和田理事長は語ります。
「通信制高校は、もしかしたら普通の全日制高校よりも、先生とのコミュニケーションは濃いかもしれません。レポートのやりとりを介しているとはいえ、指導はマンツーマンですから」と和田理事長。「ウチは普通の生徒はゼロ、既存の制度にない学校。高校を出なかったハンデを克服する学校」だと。
和田公人理事長は、Twitterを始めたのは、学園の宣伝目的ではないといいます。和田理事長は最近、新たに、「学校運営支援機構株式会社」という会社を作りました。http://www.aas-corp.com/ これは、雑用が増えすぎて疲弊している教育現場の先生方の業務を、
アウトソーシングする画期的な会社です。教育と運営を分離し、効率的な運営を行うことで、先生が子どもと向き合う時間を確保し、教育の質向上に貢献します。学校を地域コミュニティの核と位置づけ、業務は保護者、卒業生、地域の方など、外部のボランティアが引き受けるしくみです。
「Twitterは、この仕組みの協力者を増やす目的が大きい」と和田理事長。事務の運営コストを下げたい学校法人からの問い合わせも募集中とのことです。最後に。「日本は流動性が低い社会。何歳からでも学べたり、学校や会社も出たり入ったりできるような、流動性の高い社会になっていいんじゃない
の」とまとめのことばをいただきました。学校法人八洲学園の和田公人理事長様@hirohito_wada、貴重なお時間を頂戴しまして、まことにありがとうございました。ここに篤く御礼申し上げます(おわり)
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