トルコ旅行記(4)バフチェシェヒル大学 |
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(写真)バフチェシェヒル大学から見た旧市街。写真ではアレだが、肉眼ではブルーモスクやハギア・ソフィアといった世界遺産がよく見える。キャンパスの目の前がハーバーで、景色は素晴らしい。
2月3日(木)晴れ。ムラツ・ドンダル先生にホテルまで迎えに来てもらい、バフチェシェヒル大学(Bahcesehir University)を訪問する。ムラツ・ドンダル先生と知り合ったのは、武庫川女子大学のおかげである。
世界の大学めぐり 7/6 武庫川女子大学からバフチェシェヒル大学へ
武庫川女子大学建築学科 日本文化研究センター トルコ バフチェシヒル大学にオープン!!
バフチェシェヒル大学は1998年創立の私立大学で、6学部8000人。授業はすべて英語。新設大学ながら、すでにトルコではトップクラスの名門私大となっている。これは、幼稚園22校、高校20校を経営する理事長の手腕だそうだ。日本だと日大や東海大や帝京大のような経営上手の学校法人ということになるが、トルコ国内最高峰の大学を作るという志の高さはこれらの大学との違いだ。
(写真)ムラツ・ドンダル先生。建築・デザイン学部の入口にて
ボスフォラス海峡に面したメインキャンパスは、残念ながら非常に狭い。もともと別の建物だったものを改造して無理やり大学のキャンパスにした感じである。教授の研究室も3人部屋だし、学生研究室も修士からしかない。グランドや学生寮は離れている。しかし、海に面した学食はかなりオシャレだ。キャンパス内には65カ国の国旗が掲揚してあったが、これは留学生が来ている国とのこと。
(写真)大学生協が単位を出すインターンシップを主催しており、提携企業が貼り出されていた。IBM、ホンダ、シティバンクなど一流企業ばかり
学部は建築・デザイン学部、工学部、コミュニケーション学部、法学部、教養学部、社会科学部の6学部がある。ムラツ・ドンダル先生の所属する建築・デザイン学部は、インテリア、アーキテクチャ、インダストリアルデザインの3学科。建築とデザインで同じ学部になっているのは合理的で好感が持てる。ちなみにトルコには女子大は無く、女子高も男子校もなく全部共学だそうだ。
(写真)チャイとトルココーヒー
トルコの大学受験は、高校1年生から4年生まで、毎年試験を受け、それに加えてさらに最後にセンター試験のような試験を受け、この5つの合計点で決まる。このシステムは国立も私立も変わらない。中国と同様に、点数で各大学が足切りをするので、大学の序列がきっちり決まる。学費はバフチェシェヒル大学は年間1万5千米ドルほどするので日本並みに高いが、国立大学は年間500ドルでタダ同然だという。
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