APUの学生9人に聞いてみた |
APU(立命館アジア太平洋大学)の魅力について、学生さんたちに聞いてみました。
(APSはアジア太平洋学部、APMは国際経営学部の略)
APS3年 木下雅基さん(佐渡出身)
『国を超えた繋がり』それがAPUの魅力ではないでしょうか。
友情、何気ない日常のコミュニケーション、異文化間で生じる摩擦、国際恋愛、、、、APUではこういったことを通して、国境を越えた世界に広がる自分だけのネットワークを構築することができます。さらにこのネットワークは単なる人脈としてではなく、僕たちにさらに大きな成長のチャンスを与えてくれることにも繋がります。
APS3年 玉木歩さん(滋賀出身・ボツワナ好き)
APUの最大の魅力は人だ。APUには多様な人が集まっている。多様なのは学生だけではない。教授陣も多様だ。また各国の政府関係者や多くの企業もAPUに視察にくる。別府市民もAPUに集まる。小学生が課外学習の一環としてAPUで活動している。また多くのお年寄りがAPUのカフェテリアに食事にくる。APUは人を持って、人を魅了する大学だ。
APUに初めて来る人の多くが「こんなとこによくいられるね!遊ぶ場所とか何もないじゃん!」と言う。確かにAPUは山の上にある。また遊ぶ場所も都心に比べると少ない。しかし私にとっての最も楽しい遊びとは、様々な人と触れあうことだ。驚きや刺激、充実感は人との交流から生まれる。APU生は誰よりもそれを知っていると思う。
(ひとこと)出会いが人生をつくる
APM2年 曹郁濃さん(台湾出身)
小さな別府という町に世界各地からいろいろな個性ある学生たちが集まって、毎日、この特別な環境にしか起きないできことがあります。いろいろな人と友たちになり、それを通じて、その国の文化や宗教などを勉強する。そして、育ちの環境も文化も考えも全く違う人たちが話し合う過程にぶつかり、それで、また分かち合って、仲直りして、そこで初めて「尊重」の意味がわかる。それが多分世界にこういう環境の大学はAPUだけではないかと思います。
(一言申したい!!)ほとんどの日本人は政府が鎖国すぎで、自分のことにしか興味がなくて、外の世界が全然知らない!!
APS4年 力丸晃也さん(福岡出身)
1)APUでは、キャンパスが山の上にあるので、別府市内の事を『下界』という。
2)APUでは、留学生の事を共通して「国際学生」という。
3)APU生っぽい人という人は、おそらく良い意味で「変人」や「変」と呼ばれると喜ぶ。笑
4)長期休みには国内学生は、国際学生の国や家に遊びに行ったり、帰国中の国際学生に母国を案内してもらう事が多い。私は今まで、バングラデシュ、インドネシア、中国の国際学生の友達の家に行きました。今年の夏も、誰か国際学生の家や母国に行くつもりです。
5)キャンパスがそこまで大きくないので、学生同士の繋がりが深い。
6)人が熱くて、他人と違う事をしたがる人が多い。
7)APハウスのResident Assistantは日本の学生団体の中でもトップの留学生支援団体だと思います。
8)APハウスは日本一の寮だと思います。
9)別府市も、他の日本の地域に比べ、かなり国際学生に対して寛容である。
10)ミクシーやツイッターよりも、フェイスブックの利用率が一番高い。
11)APUで開講されている6言語(AP言語:中国語・韓国語・インドネシア語・タイ語・スペイン語・ベトナム語)を、授業だけでなくキャンパス内でたくさん使う機会がある。また、授業では習えないスラングや現地だけしか使わないような言葉も、国際学生が積極的に教えてくれる。
書くとキリがないので、
以下のビデオも見てみてください。
APUの様子が少し分かると思います。
APU 10th anniversary message
http://www.youtube.com/watch?v=jJKBYbPHLd8
What is your dream in AP house
http://www.youtube.com/watch?v=-d3vRr35iDQ
APU-WASEDA Student Forumn on Multiculturalism
http://www.youtube.com/watch?v=uQEO94T_fwI
(ひとこと)あと10年APUが成長し続ければ、きっと面白い事が起こります。まだ成長過程で、改善点もたくさんありますが、個人的にはかなり凄い大学だと思います。日本社会にはまだ認知されていなかったり、認められていない部分もたくさんあると思いますが、APUは日本の普遍的な偏差値という、価値観で計れない大学なので、是非興味がある方は見学に来てみてください。
APS2年 田平愛実さん
APUの魅力は主に3つあると思います。1つ目は、すばらしい先輩がたくさんいることです。サークル、授業のTA、そしてAPhouseのRAを通して多くの先輩に出会い、そして多くの刺激を受けました。また、APUでの過ごし方や、物事の考え方などを先輩方から得ました。2つ目は、目標を持っている友達がいることです。みなが何かしらの目標を持っており、お互いに目標に対してのディスカッションをすることができます。お互いの目標を恥ずかしがることなく言うことができ、そういう友達に出会えることができたことに嬉しく思っています。3つ目は、APUには、自分を成長させてくれる多くの機会が転がっていることです。自分自身で拾わないとつかめる機会では無いですが、それは周りをよく見る力をつけることができ、そしてその機会をつかんだら、必ず成長できます。今現在、私もAPUにある機会をつかんでいると思っています。その一つとして行動しているのが、APhouseのRAです。今後もAPUに転がっている機会をつかんで、自分の成長に繋げていきたいです。
(ひとこと)「子供は未来の大人」
APS2年 平林隼さん(休学して中国に留学予定)
APUの学生は国内の名門他大学と比べると専門的知識は劣るかもしれないが、日本人学生が国際学生との日常的な関わりにより「非日常性」を頻繁に感じる事の出来る環境があるためか、物事を「非常識的に」、斜めから見る事の出来る学生が多い。彼らの大半は常識に国境がある事に気付けている。他国だけでなく日本を客観的にみる訓練をしている。この大学は今までの日本社会のあらゆる「常識」に収まる事なく、新たな選択肢を提供していく事が出来得る人材を育んでいる。
(ひとこと)辺境人にしか出来ない事もあるはず。
APS2年 名原舞さん(大阪出身)
APUの魅力と言われてすぐに思いつくのは、国際学生の位置づけです。ほとんどの場合、他大学では国際学生を留学生として扱います。しかし、APUでは国際学生も国内学生も“生徒”として同じ立ち位置なのです。また、生徒の約9割以上が別府市在住であることから、市自体がキャンパスの延長であることも大きな長所であると私は考えています。国際学生と1つのモノを一緒に創り上げる時に1番学ぶことが多い、と学園生活を通じて感じました。
(ひとこと)日本人!もっと自明化しましょう!!
APM4年 根岸海央さん(千葉出身、韓国留学経験あり)
私が考えるAPUの魅力とは、「勿体無い」の原石を磨く大学だと思います。一つ目の原石は、学生やAPUに関わる一人ひとりの可能性の原石。APUの外では、なかなか踏み出せなかったその「もったいなかった」一歩、もしくは言い出せなかったその「モッタイナカッタ」一言を受け入れてくれる人がたくさんいること。キャンパスの中で、互いに切磋琢磨し、人自身が輝きを増して行くような学びの舎がなにより魅力的だと思います。二つ目の原石は、別府の町。別府の駅からAPUにつくまで、無数の「勿体無い」原石が見つかると思います。ちょっと前までバブルのおかげで流行っていた観光スポット、閉店したパチンコ屋や小料理屋さん、薄暗く人気のない高架下など。そんな場所を市民と共に、再び創り上げようとしているAPUの学生たちや教授陣。「なんもない」とよく言われるけれど、「勿体無い」だけで、誰もまだ気づいていないその原石を磨ける場所は、ここAPUだけだと思います。
APM4年 陳虹樺さん(福岡出身、在日台湾人、商社志望)
私が感じるAPUの魅力というものは、「チャンスが至る所にある」ということです。山の上にある大学で、周りには何もありません。だけど、何も無いからこそ生み出す力があると思います。何も無いからこそ、人と人との交流が蜜になっていく環境があるのだと体感しています。そしてそれが一人ひとりに成長につながっているとも思います。
簡単ですが、私はAPUの魅力をこのように感じています。
実際、改善すべき点が多くあると思います。山内さんがおっしゃっていたように、図書の本は少ないし、専門的知識が浅いと思います。ここは変えていかなければならないと本当に思います。しかし翻って、別の一面から見ると、APUの学生達は人間力に溢れていると思います。わたしは、今居る環境がとても好きだからこのように感じるのかもしれません。文面だけだとなかなか伝わらないかもしれませんけれども、これはこの環境にずっといるからこそいえる感想だと思います。
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