5/28 グロービス経営大学院オープンキャンパス |
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1)堀義人氏@YoshitoHoriが学長を務める、グロービス経営大学院@GLOBIS_tokyoのオープンキャンパスに行ってきた。来場者は30代のビジネスパーソンが30人ぐらい。始まっていきなり、隣の人と互いに自己紹介をさせられて、面食らった。#globis
2)3分間で、「10年後どんな自分でいたいですか」というテーマで隣の人とスピーチをする。私の相手の方は金融関係の人で、組織のマネジメントを学びたいという。このオープンキャンパスでは、手を挙げて発言したり、感じたことをしゃべらせるなど、双方向型を来場者に要求する。
3)このように、大学院の講義で、互いに学生が語り合う機会をたくさん作っているのだという。MBAを学ぶことで何かになる、のではなく、自分がどうなりたいか、そのためにMBAを学ぶという人に来てほしいという。仕事を持つ社会人が働きながら学ぶ大学院なので、平日夜間と土日に開講。
4)1学年の定員は300人で、2011年度の入学生は348人。かなり多く感じるが、年3回入学できるのと、キャンパスが東京・名古屋・大阪にあるので、そんなに多くない気もしないではない。ここでMBAを取得した人は、昇進したり、実績をあげたり、転職したというアンケート結果を見る。
5)グロービスでは学生を「創造と変革の志士」と呼んでいる。これは、育てた学生こそが大学のブランドを作るという信念から(どっかの大学に聞かせたい)、リーダーを育てたい。それも、平常時ではなく、非常時に、何かを大きく変えないといけない時に力を発揮するリーダーを作りたいのだという。
6)グロービスのMBAはまず、「やる気のあるビジネスパーソンが成長できる場」であるという。やる気のある人に来ていただきたい。一緒に学ぶ仲間の質が大切。入ってくる人にこだわりをもっているのだという。講義系の科目はほとんどなく、多くがケースメソッドだ。
7)これは、ある企業のケースを題材に、「あなたならどう問題を解決するか」を、事前に予習をして考えてきて、対話をして勉強する。予習をしてこないとまったく授業にはついていけない。MBAで得るのは3つの「視」。まず「視座」。これは、経営者の視点を持ち、ビジネスで先手を打つ。
8)次に「視野」。ヒト、モノ、カネ。財務会計、モチベーション、モノをどう売るのかなどを学び、「相手が何を考えているのか」を考える。最後に「視点」。自分の会社の強み弱みなどを分析する際のポイントを知っていること。こうして実践的な教育をしている。だがこれだけでは足りない。
9)なぜなら、悪いリーダーがトップに立つと、社会を悪くするからである。そこで2つ目、「志(自分が実現したいこと)」を考え続ける場、であること。自分のエゴではなく、社会のために役立つことを考える。自分の役割は何なのか。卒業生は全員が自分の夢を卒業式で宣言する(これいいな)。
10)自分の夢や志を、恥ずかしげもなく語ることで、自分自身のことが良く分かってくるし、話しながら将来の夢や目標が変わってきたり、逆に明確になってきたりする。最後の3つ目は「一生涯付き合える仲間に出会える場」。どこまで深い関係を作れるのか。人生や志まで語れる仲間、相談できる相手。
11)卒業してからも支えあえる仲間が得られるのだという。人と人が真剣に心を開き、関係を作れる場なのだという。グロービス経営大学院の教育理念は、「能力開発の場」「人的ネットワーク構築の場」「志を醸成する場」で、学びも大事だが、どういう仲間に出会えるかがもっと大事だと考えている。
12)経営学修士(専門職)MBAを取得するには、2~5年在籍可能で、36単位取得すること、GMAPに合格することが修了条件となる。全44科目中24科目36単位を取得する必要がある。3か月×4学期制で、新学期は4月、7月、10月、1月に始まる。1学期あたり3科目を履修する。
13)3年間かけて、12学期で1学期あたり2科目ずつ取る方法もある。1回のクラスは3時間で、2週間ごとに全6回通学すると3カ月で終了できる。平日は19時~22時か18時~21時、土曜は14時~17時など。働きながら平日夜と土日に通うパートタイムMBAで、忙しい人も通える。
14)3カ月ごとに科目が選べるので、曜日や科目をいろいろなパターンで選択でき、仕事と両立できる。転勤になっても、名古屋校、大阪校に転校できる。最長2年間休学できる、欠席した回は別の日に振り替え可能、などのシステムがある。
15)グロービスの特徴として、単科生制度というものがある。これは、MBAを体験しながら入学を検討できる場で、正式入学前に1年間、1科目から受講できる制度。入試の前に受講してから出願が可能である。2011年4月入学者の82.5%が単科生経験がある。
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16)単科生は年4回、4月、7月、10月、1月に学ぶチャンスがある。ここでグロービスのMBAが自分に合うかどうかを確認できる。修了した単位は入学時に持ち込めて、受講料は学費から差し引かれる。単科生である程度の科目を取ってしまえば、正式入学後の負担が軽くなる。
17)ビジネス経験3年以上の人を入学対象にしている。学費は授業料が2年間で282万6000円。これを高いとみるか安いとみるか。MBAを取得する場合、この学費をねん出できるかどうかがカギだ。そもそも高所得者じゃないとMBAを取ろうと思わないか。
18)ここで在学生の体験談。個人が特定されないように、外資系営業マンの某氏とする。休日はボランティアNPOや学内ビジネスサークルの活動やスポーツの選手権大会などで活躍し、家族サービスもこなすという、圧倒的にリア充な人だった。サードプレイスの重要性をよくわかっていらっしゃる。
19)単科生として参加しながら、仕事や家庭との両立を考え、職場や家族の理解を得て、資金もねん出し、MBAで学ぼうと思ったいきさつや流れを語る。MBAに入った良さとして、同じ志を持ち、互いに成長できる、様々なバックグラウンドの仲間ができたことが、何より貴重な財産だという。
20)堀義人学長(講義を持つ)、常に前向きでビジネス志向のスタッフ(通常の大学職員への評価ではありえない発言)、在学生、卒業生、教職員が一体となっている点が良いという。会社においては、仕事の効率化(議論をまとめる力)、チームをリードしやすくなった、納得してもらえる話し方が身に付き
21)名刺交換だけで終わらずSNSでつながる学生仲間の良さ、自分の会社の社内が活性化し、充実感があり、感動できる毎日なのだという。自分から積極的に前に出て、仲間に入れてもらうことが大事だという。早朝や朝の通勤時間に予習をする。本を読んだり、勉強する習慣がついた。
22)最初のクリティカル・シンキングの授業が強烈な印象に残っている。いい大人が泣きそうになって帰ってきた。300万円近い学費は自分への投資だが高いのは事実なので、しゃぶりつくそうという貪欲な意識で授業に臨んでいる。
23)学生の体験談の次は、休憩を経て、マーケティングの体験クラス。普段は予習前提のケースメソッドだが、今回はオープンキャンパスなのでかなり簡易化。ただし、初対面の来場者ばかりなのに、ワークシートを使ったり発言させたりなど、手の込んだ授業で、1時間でも退屈しなかった。
24)マーケティングは、1.数字を額面通りに受け取らず、ひねくり回して情報を引き出す。2.平均値に実態はない。市場は必ずセグメント(細分化)してみる。市場や顧客を見る。3.製品や顧客をグループ化したら、(面白い)レッテルを貼る(あだ名をつける)。
25)ブランドイメージの構造。ブランドを作る時、私たちは機能面から考えがちだが、買った人はどういうユーザーになれるのか、Value(自己表現)を定義しないとブランドの定義にはならない。これまで主要購買層でなかった顧客の心理的な壁をくずす。
26)「ビジネススクールで学ぶ/ビジネスを学ぶ」とは、ものごとの戦略的な考え方や行動を、正しいシーンで正しく反射的にできるようになるまで徹底的に繰り返すこと。これができるようになることが、MBAの本当の価値。グロービスは9割以上の授業がケースメソッド。
27)カリキュラムの特徴は、1.リーダーとして様々な修羅場を疑似体験して実践力を磨く。2.リーダーとして複雑な事象から問題の本質をつかみ、相手を巻き込むコミュニケーション能力を鍛える。3.志、人間力。リーダーとして能力県だけでなく人間力を磨き、歩むべき方向性(志)をはぐくむ。
28)たとえば、会社をゼロから生みだす、ダメな会社を立て直す、といった実際に遭遇する機会がなかなかないケースメソッドを体験する。。。。なんか尻切れトンボですが、ここでメモが終わりました。
29)以上は私が今日、グロービス経営大学院のオープンキャンパスで聞いた話をノートにメモしたものをツイートしたものです。これは単なる私の備忘録であり、MBAについて私がこうした考えを持っているというものでもなく、グロービスの宣伝をする意図もありません。(終わり)
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