地域に根差した人材を作る岡崎女子短期大学 |
2)岡崎女子短大の方は、幼児教育学科と現代ビジネス学科があります。どちらも学科自体はよくあるのですが、それぞれ、個性的な教育をしています。まず、保育士と幼稚園教諭二種が取得できる幼児教育科ですが、通常の第一部のほかに、第三部というものがあるのです。これは夜間の第二部とは違います。
3)幼児教育学科第三部とは、 短大での学習と仕事・アルバイトを両立させながら保育職を目指す学科です。週に6日、1日2コマの授業を3年間受け、実習を行い、「保育士資格」と「幼稚園教諭二種免許状」を取得できます。授業は午前中に90分授業を2コマ受けるだけ。
4)その代わり第3部は、2年間ではなく3年間通います。なのに合計の学費は第一部よりも約60万円安くなっています。同様の制度は同じ愛知県の修文大学短期大学部幼児教育学科にもあります。夜間の第二部は18時~21時に授業ですが、9時~12時に授業の第三部は朝の頭が冴えた時間に学べます。
5)もう一つの現代ビジネス学科ですが、単なる経営系学科ではありません。「三河地域での就職を見据えた3つのコース制」を掲げ、大手企業・金融をめざす会計&マネジメントコース、医療関係をめざすメディカルコース、IT/CADの技術を身に付けるIT&デザインコースからなります。
6)地元東海地区の製造業、公益企業、金融、医療、販売、サービス業などに的を絞り、短大生として求められる即戦力となる経営学科にしようという意欲を感じます。どこも同じような内容の経営学部で、偏差値順に就職が決まる4年制大学の経営学部との違いです。(終)
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