魔女の宅急便の町で |
魔女のキキは見つけられなかったが、黒猫のジジを発見。
君のご主人は、どこに行ったのかな?
26.06.2008 Castelo de Jorge,Lisboa,Republica Portuguesa
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2008年 07月 03日
魔女のキキは見つけられなかったが、黒猫のジジを発見。 君のご主人は、どこに行ったのかな? 26.06.2008 Castelo de Jorge,Lisboa,Republica Portuguesa #
by tyamauch
| 2008-07-03 01:29
| ポルトガルの大学
2008年 07月 03日
もっともリスボンらしい風景として映画やポスターにも使用されるのが、ケーブルカー「ビッカ線」だ。日本の山を登るケーブルカーと違い、人も歩く道路を、ぐいぐいと登っていく。頂上から見下ろす町並みと青いテージョ川が対称的で、とても美しい。 ←読後にクリックをお願いします #
by tyamauch
| 2008-07-03 01:10
| ポルトガルの大学
2008年 07月 03日
ペドロ王子は、父王の言いつけでカスティーリャ王国のコンスタンサ姫と結婚したが、その侍女のイネス・デ・カストロと恋に落ちてしまう。二人の仲は父王に引き裂かれるが、コンスタンサ姫の死後は公然の仲となり、子どもも生まれた。だが、カスティーリャ王国の怒りを恐れた父王と家臣たちは、イネスをコインブラの涙の館Quinta das Lagrimasで暗殺してしまう。 イネスが殺された場所の石は血で赤く染まり、尽きることのない悲しみの涙は、涙の泉Fonte das Lagrimasとなって今もあふれている。その水は、イネスとペドロ王子が愛を語り合った恋人たちの泉Fonte dos Amorasへと流れ込んでいる。 後年、王に即位したペドロはイネス暗殺に加担した家臣たちを処刑し、イネスを正式な王妃であると宣言。その後、独身を通し、死後はイネスの隣に埋葬された。 25.06.2008,Coimbra.Republica Portuguesa ←読後にクリックをお願いします #
by tyamauch
| 2008-07-03 00:12
| ポルトガルの大学
2008年 07月 02日
今回、日本では極めて知名度の低いコインブラをわざわざ訪問した目的は、稀代の日本人ベルナルドの足跡をたどるほかに、大学自体が観光地となっている町を見るというものでもあった。世界にはこうした都市がいくつかあり、イギリスのオックスフォード、ケンブリッジ、ドイツのハイデルベルクなどがそうである。一方で、パリのソルボンヌ、イタリアのフィレンツェ大学などはまったく部外者の来訪を想定した雰囲気ではなかったし、ニューヨークやロンドンの市街地の大学には、IDカードのない部外者は絶対に建物に入れてくれない大学もあり、同じ国でも都市や大学ごとに対応は様々だった。 私は大学見学を世界に誇る一大趣味のジャンルとして築き上げたいのだが、道のりは険しい。日本は大学見学では比較的後進国で、一般人が大学を気軽に見学することは難しい上に、大学見学が趣味ということもなかなか理解してもらえない。旧帝大や早稲田などにはキャンパス見学ツアーがあるが、大学見学の主役は受験生という風潮は強く、大学とは年齢に関係なく学問を志すすべての人のものという認識はまだ広がっていないと感じる。 コインブラには修道院や美術館もあるが、やはり大学が観光の目玉である。とはいっても、医学部や理工学部の近代的な校舎は、気軽にうろつける雰囲気ではないし(でも入った。だって私は大学見学マニアだから)、文学部に至っては入口のレセプションで係員に足止めされてしまう。では、どこが観光ポイントなのかというと、旧大学Se Velhaと呼ばれる、ポルトガルで最も古く建設された校舎群の部分だ。「無情の門」と呼ばれる鉄の門Porta Ferreaをくぐると中庭があり、その3方を古い校舎が取り囲んでいる。残る一方は丘の上から町を見下ろす展望台だ。中央には創設者ディニス王の像が立っている。古びた時計台からは15分ごとに厳かに重い鐘の音が鳴り響くが、学生の授業の邪魔にならないのだろうか。 この旧大学のキャンパスも、普通に授業に使われており、学生が頻繁に出入りしている上に、近代的な学食Barも2カ所あった。まず、鉄の門の外にある新図書館の入口のインフォメーションセンターで、観光施設の入場券を6€で購入する。この券で、バロック様式の旧図書館Biblioteca Joania、謎の地下牢Prisao Joanina、礼拝堂チャペルCapela、セレモニーホール「帽子の間」Sala dos Capelosの4カ所を見学できる。 1724年建設の図書館は集合時間が決められており、指定の時間に図書館の扉の前に行くと、ギギーと重い音がして、扉は内側から開いた。中にいた案内役の中年女性に促されて入ると、まばゆい金色の光と、重厚な黒光りする木の装飾に、目がくらみそうになる。華麗なターリャ・ドウラーダ(金泥細工)で装飾された、上下14段の2階建ての書棚、3層の部屋に30万冊が詰まった、まるで宮殿の応接間のような図書館だった。 2階建て部分の書棚ははしごや階段で登って本を取る。聖書の一説を表現したものなのか天井画も壮大で素晴らしい。天井画の縁も金だった。一番奥には誰だか分からないモーツァルトだかルイ14世のような肖像画と、グランドピアノが置いてある。図書館が華麗で大きすぎ、装飾が見事なためなのか、グランドピアノが小さく見えるほどだ。 ここは本当にスゴイのだが撮影禁止なので、やむを得ず案内の女性から写真ハガキを買う。ちゃっかりした商売だ。私が見た世界の図書館の中では、イタリア・ボローニャ大学のチャペル型図書館(古すぎて建築様式がこれしかなかった)に匹敵する、驚異の大学図書館であった。 次は謎の地下牢Prisao Joanina。教員に引率された小学生団体がワイワイ騒ぎながら見学していた。入口にはエッチングの銅版画の印刷機が置いてあり、奥は何室もの薄暗い地下牢がある。石に囲まれた冷たいこの部屋に誰か閉じ込められ、銅版画を作らされていたのか、良く分からない。 礼拝堂Capelaは素晴らしかった。ポルトガル名物の青い美しいアズレージョ(装飾タイル)が幾何学模様で内部全体を覆っており、とにかく天井が高い。大きなパイプオルガンもあった。ポルトガルでしか見ることができない、特徴的な教会建築のインテリアである。西欧の大学の学内チャネルはどこも入魂の作品が多く、見る者を感動させる。古ければ古いほど、沢山の人々の想いが純化してそこにとどまっているような気配を感じる。 セレモニーホール「帽子の間」Sala dos Capelosは、学位授与の儀式などに使われる講堂で、もとは17世紀に造られた宮廷の広間。歴代ポルトガル国王の肖像が掲げられている。絵を守るためか明かりはなく薄暗い部屋であったが、外はまばゆいばかりの明るい日差しで、赤い瓦屋根と白壁の家並み、無骨な茶色い旧カテドラル、ベルナルドの眠る真っ白な新カテドラル、雲ひとつない真っ青な空、モンデゴ川の光る川面とゆっくり進む遊覧船、緑の森の木々が、鮮やかで美しくそれぞれが激しく自己主張しており、この驚くべき美しい町を、山の頂上の大学の校舎から思う存分眺められる状況であった。「もう、堪忍して……」。 最後に、かつてラテン語での会話が義務付けられていたラテン回廊Via Latinaを歩き、旧大学の見学を終える。入試事務所らしき部屋を発見したが、窓口の営業時間が9:00-12:00,14:00-16:00だった。1日5時間労働、休みすぎである。だが、きっとこののんびり感がポルトガル流なのだろう。むしろ日本人が働きすぎなのかもしれないなと思った。 ←読後にクリックをお願いします #
by tyamauch
| 2008-07-02 15:57
| ポルトガルの大学
2008年 07月 01日
とても美しいコインブラ大学なのだが、唯一難があるとすれば、自動車だらけなのであった。丘の上の大学まで、学生たちが自動車通学しているためと思われ、かなりの自動車が止まっており、散らかった印象であった。大学から市街地までは急な坂道が複雑に入り組んでおり、白い石畳は隙間だらけで非常に歩きにくい。その狭い道も頻繁に自動車が往来し、結構危険である。 いったん大学の敷地を離れ、町の中心にある旧カテドラルに向かう、途中にコインブラ大学薬学部の校舎があったが、赤い屋根に白い壁の古い建造物はまるで宮殿のようで、中庭は学食(Bar)になっており、パラソルの下では学生たちが楽しそうに談笑しながらサンドイッチを食べていた。 そこから坂を下りて旧カテドラルに向かう途中のおみやげ屋の前に、反った耳をした茶色と白の混じった犬がおり、暑い日差しの中でハッハッと舌を出しながらうずくまっていたので、なでなでしてみる。観光客にいじられすぎて慣れてしまっているのか抵抗しない。大変プリティーなポルトガルの犬であった。 旧カテドラルは無骨な城のような外観をしていた。それもそのはずで、初代ポルトガル国王アフォンソ・エンリケスが1162年にこの旧カテドラルを建立した頃は、まだレコンキスタの最中で、リスボン奪還直後、コインブラはポルトガルの首都であり、この教会はイスラム教徒と戦う要塞を兼ねていたためである。建築様式はロマネスクで、祭壇背後の飾り壁は16世紀のゴシック様式、フランドル出身のジャン・ディプレとオリビエ・デ・ガントの作品だ。カテドラル北面の入口は1530年ごろにジョアン・デ・ルアンによって造られ、ポルトガルでルネサンスの影響がみられる初期のものである。 赤くて重いカーテンをくぐり、カテドラルの中に入る。外の暑い日差しが信じられないほどひんやりとしていた。天井は高く、重厚で荘厳な趣きで、雰囲気を出すためだろう、男性の声の賛美歌が流れている。この建物が900年近くも前のものとはにわかには信じがたいが、歴史を経た建造物にしかない重みを感じた。これだから西欧の教会見学はたまらない。 1€を払い、ゴシック様式としてはポルトガルで最も古い、13世紀の回廊を見学する。彫刻が刻まれた柱頭が美しい。日差しが強いため光と影のコントラストが強烈であり、中庭の美しさを際立たせていた。急斜面にあるため、回廊の上には大学の校舎が建っているのが見える。翌日、世界遺産であるリスボンのジェロニモス修道院の回廊も見たが、そちらのほうが規模が大きいのに、コインブラの旧カテドラルの回廊のほうがより美しく感じられた。 鹿児島のベルナルドが葬られた新カテドラルは、彼の存命中に完成しなかったため、彼の在学中は、頻繁にここを訪れたことが容易に想像される。たった一人の日本人として、信仰に身を捧げ、はるか日本からコインブラまで、二度と帰ることのない旅に出てきたベルナルドは、何を思ってここに佇んだのだろうと考えた。 ←読後にクリックをお願いします #
by tyamauch
| 2008-07-01 05:08
| ポルトガルの大学
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