東大の推薦合格者の出身高校が判明しました。
サンデー毎日3月7日号を参考に、私が気になる高校をチェックします。
・敦賀高校(福井・公立)
東大経済1名、名古屋大2名、大阪大1名
トップ進学校ではない敦賀でこの好成績は大フィーバーです。欲を言えば京大も欲しいところですが贅沢は言いません。
今後、東大、京大が毎年のように出れば、嶺北の進学校に生徒を奪われないで済み、敦賀市は発展します。
・青翔開智高校(鳥取・私立)
開校初の東大合格(経済)。鳥取市が誇るユニークな新設私立中高で、今後に大きな期待がかかります。
コロナ禍にも負けず海外大学進学も多数決まりました。
・N高校(沖縄・私立・通信制)
工学部1名。
今年もN高校から東大が出ました。
・岐阜高校(岐阜・公立)
東大理学部1名、東工大1名。
県立トップ進学校が、総合型選抜に大きく舵を切っています。岐阜は岐阜北や長良も大注目です。
・八代高校(熊本)
東大農学部1名、京大農学部1名、九州大1名。
旋風を巻き起こしています。大注目の地方公立高校です。
・東洋大付属牛久高校(茨城・私立)
京大教育、北大が出ています。戦略的に旧帝大の総合型選抜に挑戦させているのがわかります。
・若狭(福井・公立)
京大特色入試(医学部人間健康科学)1名、大阪大3名(全国最多で1位)、神戸大1名。
探究の若狭。さすがです。ただ、関西を出てほしいです。
・秋田、山形東
東大推薦3名合格(史上初)は全国トップで、他は麻布高校しかありません。
いよいよ県立トップ校が推薦に本気になりました。
・古川黎明(宮城・公立)
東北大3人、名古屋大1名。
ここも大注目です。古川市はトップ進学校の古川高校が仙台に高校生を奪われて東北大に受からない高校になってしまいましたが、二番手の古川黎明は推薦に切り替えて大成功しています。同じ地元の古川学園も東北大3人出ています。
・屋代(長野・公立)
東工大1名、名古屋大2名、九州大1名、東北大1名。
ここも推薦路線に舵を切ったトップ公立校です。注目です。
・恵那(岐阜)
名古屋大2名、九州大1名。
私の地元のトップ公立高校も、推薦路線に切り替えています。
・麗澤瑞浪(岐阜・私立)
名古屋大2名。おめでとうございます。
地方私立が生き残るには、これしかないと悟ってほしいです。
・新潟県の公立中等教育学校
直江津から名古屋大1名、東北大1名、柏崎翔洋から大阪大2名、村上中等教育から東北大1名出ています。
明らかに、中等教育学校は推薦重視路線で攻めています。
・中津(岐阜・公立)
名古屋大1名。後輩がんばりました。おめでとう。
・矢板東(栃木・公立)
大阪大1名。
・青翔(奈良・公立)
大阪大1名、神戸大1名。奈良県の公立理系のみの高校で、低迷していましたが、推薦に活路を見出したようで何よりです。
・新宮(和歌山・公立)
大阪大1名。地方の星です。
・長良(岐阜・公立)
神戸大1名。長良は推薦で68人も国公立に受かり、そのうち29人は共通テストなしです。
・豊丘(愛知・公立)
神戸大1名。豊橋市3番手高校ですが、素晴らしい結果です。
・羽水(福井・公立)
九州大1名。福井市3番手公立ですが、藤島、高志には大きく引き離されています。国立推薦路線で逆転です。
いよいよ、国公立の推薦に力を入れている高校と、昭和脳の高校の格差が、大きく開いてきました。