12/1 甲南大学CUBE西宮キャンパスを見に行く |
雲一つない快晴で、短距離なので飛行機は低空を飛び、
高知や徳島の景色がまるで地図のようにはっきり見えるので
面白くて食い入るように見ていたところ、
CAの方が、手作りルートマップをくれた。
フルカラーで、航路の地図や空の旅豆知識などが書いてある。
素晴らしいホスピタリティ精神で感動した。
関西では、以前から気になっていた、西宮北口にある
甲南大学マネジメント創造学部のCUBE西宮キャンパスを見てきた。
ここは経営系学部だが、今までの大学のような
研究者養成のアカデミズムの殻を捨て、教育に特化している。
少人数のプロジェクト型教育やフィールドワークを重視し、
実践的な経営が学べるのだ。
↑と書くと、パンフレットみたいでうさんくさいね。
実際、まだまだ宣伝不足で知名度が低いし、
既存の経営学との違いが社会に理解されていない気がする。
ならば、私が実際に見に行くしかあるまい。
ノンアポでいきなりいったにもかかわらず、
緒方正樹事務室長に快く校舎を案内していただいた。本当すいません。
1学年200人弱だけを集めて、とにかく教職員や学生同士の
距離を近くし、深く交流させることで高い教育効果を生もうとしている
ことが、設備を見ると良く分かる。
印象的だったのは、まだ1年生207人しかいないためでもあるが、
緒方事務室長がキャンパスですれ違う学生全員に声をかけ、
ほとんどの学生とお互いに顔見知りだったこと。
教室で2台のパソコンを使ってプレゼンの準備をしていた
金城ウィリアム君という学生からお話を伺った。
彼はブラジルのレシフェから来た学生だそうで、
世界を知っているためか視野が広く、
とても勉強熱心で意欲的だった。
この学部は、教育内容が特異であることを、
外部に強くアピールしないと、評価が上がってこないと思う。
卒業生が出れば企業から評価されるかもしれないが、
それだけではなく、関西学院大学総合政策学部の
リサーチフェアのような、学生研究を広く社会に発表する機会を
作ったり、せっかく西宮北口の駅前で便利なんだから
頻繁にイベントを開催し、社会にその存在を訴えていくべきだ。
市街地にビルだけのキャンパスの大学は、
サークル部室のないバカな校舎ばかりだが、ここは
学生プロジェクト室がはじめからいくつも準備されていて良い。
せっかく来た学生の期待を裏切ることのないよう、
大学としての価値を大いに高めていただきたいと思う。
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