あけましておめでとうございます 12/20千住アートパス |
みなさま、あけましておめでとうございます。
今年の私は大ブレイクの予定です。
さて、原稿書きで死にそうなので、
長々と書くような話題はないのですが、
いささか旧聞ですが、12月20日(日)に
千住アートパスに行ってきました。
http://www.senjuartpath.com/index.html
千住アートパスは、
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科の学園祭です。
非常に規模が小さいので、それほど期待していなかったのですが、
なかなか面白いものがありました。
写真は、吉田みさと&山本高久さんの「あめつぶ。」という作品です。
光の色や雨の音が雰囲気の一部であるのとまったく同じように。
というインスタレーション【installation】作品です。
(現代美術の手法。作品を単体としてではなく、展示する環境と関連づけることによって構想し、その総体を一つの芸術的空間として呈示すること。また、その空間)
http://www.myspace.com/txxsxst
http://twitter.com/mst5
もう一つ、私が非常に感動したのは、
村上史郎さんのMusic for Rainscape という作品で、
音響を考えた特殊なピアノ演奏室(窓なし)の中に、
ずっと「ザー」という雨音が響いており、
その中で自作のピアノ曲が流れているというもので、
たまに本人が現われて実際に雨音の中でピアノを弾くというものでした。
目を閉じて雨音と静かなピアノ曲を聴いていると、
雨が降りしきる森の中の一軒家で
ピアノの演奏を聴いているような、不思議な気分になりました。
私は芸術は「感動」だと考えていますが、
多くの若手芸術家や学生の作品からは、それを感じることができません。
「他者に感動を与える」ということを、
美術ではなく音楽を学ぶ学生が意識している作品を見ることで、
音楽に対する関心を高めることができました。
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