人の縁をつくる |
本当はみんな結婚したいのにできないんだと気がついた私は、mixiで「婚活ハイキング」を企画し、数々のカップルを誕生させました。過去にはゴールインした人もいます。「自分はどうなんだ」とよくツッコまれますが、これは私のアガペー(無償の愛)、フィリア(友愛)なので気にしないでください。
とはいえ、自分ばかり企画していると精神的に疲弊が大きいので、最近は控え気味です。結局、若者が結婚しない(したいのにできない)のを防ぐには、若者も含めすべての人が「近所のおせっかいなおばさん」になって、互いに異性と会う機会を増やしていくしかありません。まだそこまで至らない人が多い。
中国の都市部では、老人が公園に集まってスポーツや合唱をしたりなどして緩やかな人的ネットワークができていました。それを見ると、家にこもりがちの日本の老人は孤独すぎると感じます。若者も老人も、「誰かに必要とされている」状態を欲しているはずです。
孤独な老人、特に深刻な地方の老人を精神的に救うため、私は、第三セクター鉄道のすべての無人駅に地域の老人を「ボランティア駅長」として勤務させ、観光客や地域住民と交流させることを思いつきました。これをいくつかの第三セクターの会社にメールで提案しましたが無視され続けました。
そんな中で、秋田内陸縦貫鉄道の佐藤廣道取締役だけが、私に好意的なメールの返信をくださいました。彼の熱い思いに応えるため、私は秋田に行ったのです。旅行記はこちら
大学めぐり、婚活支援、第三セクター鉄道の再生と、一見無関係な私の活動は、すべて一本の線でつながっています。それは「人の縁をつくる」ということです。それを、私だけではなく、多くの人が意図的に行ってくれれば、世界は変わっていく。はずだ。
