8/15 20年ぶりにタイムカプセルを開ける |
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1990年(平成2年)3月。僕は岐阜県恵那郡福岡町立下野小学校を卒業した。
あれから20年──。
2010年(平成22年)8月15日、約束の時はやってきた。
小学校の卒業式の時に埋めたタイムカプセルを、掘り起こしたのだ。
これは、6年生の担任だった傍島庸子先生(当時32歳)が、
「みんなが今の先生と同じ年齢になる20年後に、タイムカプセルを掘り出そう」
と提案したので、僕らは32歳になるまで20年、タイムカプセルを埋めておいたのだ。
小さな田舎の小学校なので、6年生は全部で17人だった。
掘り出す日は、男子7人、女子2人の9人しか来なかったが、
来なかった男子3人、女子5人の現況も誰かが知っていた。さすが田舎だ。
僕たちはタイムカプセルを埋めた目印を忘れてしまったので、
20年前に埋めていた写真から、現在地を割り出して、
小型パワーショベルで掘り出した。
何度掘っても行きあたらなかったが、「これで最後」と
類推した場所で、ついに掘りあてた。
20年ぶりに地上に出てきた、小学校6年生の頃の記憶。
「20年後の自分への手紙」と、
「お母さんたちから20年後の●●へ」という手紙が出てきた。
残念ながら水で濡れていて読めないので、
乾かして改めて正月休みに再会して読むことにした。
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