慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)の裏カリキュラム |
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
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(写真)座り心地満点、360度ぐるぐる回る「エグゼクティブ・チェア」。このイスに座って授業を聴いた後、そのままディベートに突入できる。ちなみに一般人が買えないようなお値段です。(撮影・掲載許可済)
1)丸の内の三菱ビル10階にある、慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)は、社会人向けの講座を提供する生涯教育の場。2001年から開講している。慶應義塾大学ではなく、大学100%出資の子会社である株式会社慶應学術事業会による運営だ。ほとんどの講義を夜間と土曜日に開講している。
2)こちらの目玉は、agora(アゴラ)という本格的なゼミ形式の講座だ。1クラス20人前後で、6回で10万5000円。2010年秋は7つのゼミが開講している。商学部の菊澤研宗教授「ドラッカー再発見」、林望「大人の選句教室」、山田ズーニー「伝わる・揺さぶる!文章を書く」など。
3)このほかにビジネス系科目が充実しているのが慶應らしいところで、年間70~80本開講。6回で15万円とやや高いが、高い人気を誇る。企業から派遣されて来るビジネスパーソンも多い。ただし修士号など学位の取得は目的としていない。地方の社長が、東京出張を利用して受講することもある。
4)ビジネス系プログラムは1コマ25人まで。ゼミ形式の授業では、活発な議論が交わされる。教室も机やイスが可動式で、輪になって授業ができる。大学院は時間的、金銭的負担が大きいが、ここで1科目だけ学ぶのはそれよりもハードルが低い。
5)最も注目すべきことは、必ずどの講座も、1回は懇親会をしていること。人脈ネットワークづくりがカリキュラムに含まれているようなものだ。ゼミや飲み会で受講生同士が親睦を深め、仲間づくりができるシステムを意図的に構築している点は、社会人にとって、かゆい所に手が届く仕組みだ。
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