トルコ旅行記(2)イスタンブール大学ほか |

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イスタンブールではマルマラ大学、イスタンブール大学、イスタンブール工科大学などに足を運びましたが、初めに結論を申し上げると、キャンパスには入れません。
トルコの大学は非常に警備が厳重で、入口で学生証などを見せないと入場できないのです。以前、イスタンブール大学では爆破テロがあり、大学はテロの標的になっており、厳重な警備がされています。こればかりはしょうがないですね。
ただし、武庫川女子大学に紹介してもらったバフチェシェヒル大学だけは、ムラツ・ドンダル先生によって中までじっくり取材してきました。

マルマラ大学
トルコのアジア側とヨーロッパ側の間にあるマルマラ海にちなんだ名称と思われる。トルコで2番目に規模の大きい公立大学で、市内各地にキャンパスがある。写真はブルーモスクのすぐ隣にあった校舎。イスラム書道で書かれた校名が美しい。1883年設立。12キャンパス14学部に約6万人の学生を擁する。トルコ語、英語、フランス語、ドイツ語の4か国語で講義。

イスタンブール大学(正門)
1453年、東ローマ帝国を滅ぼし、コンスタンティノポリスを攻略したオスマン帝国によって前身校が設立されたという由緒ある歴史を持つ、トルコの最高学府。学生数は5キャンパスで6万人。まるで宮殿の玄関のような立派な正門だが、入口では厳重な身分証チェック、空港のような金属探知機、手荷物検査が実施されていて、物々しい雰囲気だ。単なる観光客が中に入ろうとしても、通常は警備員に断られる。

イスタンブール大学(本館)
だが、なぜか私はキャンパスに入れてしまった(笑)。これはある方法を使って警備員との交渉に成功したためだが、テロの被害を防ぐためにその方法は書けない。本館前にはトルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタテュルク像が立っているが、彼だけではなく、男女の学生を含む3人の銅像となっており、単なる独裁的な個人崇拝ではない感じがする。アタテュルクの写真や銅像は市内の各地で見られる。イスタンブール空港も正式名称はアタテュルク国際空港である。校舎の入口にもそれぞれ厳重に警備員が配置されており、厳しくチェックしているので、さすがに校舎内までは入れなかった。図書館や教室、コンピューター室などを、外から眺めただけである。

イスタンブール工科大学
トルコはヨーロッパの多くの国と同じように、工学部だけ別の大学である。1773年、オスマン帝国のスルタン(皇帝)によって設立された。11学部を擁し、キャンパスも複数ある。教員と学生の比率は1対12と充実。
写真は2つのキャンパスを結ぶロープウェイで、奥の宮殿のような立派な建物は校舎。このロープウェイはイスタンブール工科大学の学生の移動用のものだが、有料で(片道1.75トルコリラ)、一般市民も利用できる。観光ではなく通勤通学にロープウェイを使っているのはユニークだ。


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