3/27 畿央大学オープンキャンパス |
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1)大学の知名度的には中堅どころだが、小学校教員採用実績となると全国トップクラスになる私立大学が存在する。文教、岐阜聖徳学園、佛教、四天王寺、京都女子、武庫川女子などだ。近年、これに新たなメンバーが加わった。奈良県の畿央大学である。
2)多くの私立大学が小学校教員養成に参入した。しかし、「子ども学部」などを名乗る大学の大半は、目覚ましい成果を上げているとは言い難い。そんな中で、畿央大学教育学部は平成22年春卒業の1期生157人中、なんと90人が小学校教員になった。
3)ほかにも、養護教員7名、公立幼稚園教員・保育士17名、私立幼稚園・保育士12名などの実績を挙げ、実に卒業生の82%が教員や保育士となった。2期生も小学校教員69名、養護教員5名となっており、教員志望者は全員が合格した。
4)どうして畿央大学だけが新設大学の中でもこれだけ驚異的に伸びたのか。その秘密を探るために、オープンキャンパスでお話をうかがってきたのだが、先日訪問した岐阜聖徳学園大学に比べて、「これが決めてだ!」というわかりやすいものはなかった。
5)まず、学生のクラブ活動として「現代教育研究会」というサークルを立ち上げ、小学校の教室を再現した部屋を使って、模擬授業などをしている。また、2回生の希望者は学校インターンシップができるようになっている。
6)教員試験の対策講座は春休みに10日間などの集中講座で、一般教養対策講座などを行う、ここでは学生に詰め込み型の暗記をさせるのではなく、実際の過去問題を参考に、「勉強の仕方」を教える。
7)小規模な大学だが、リメディアル教育をする「基礎教育センター」、教員採用試験を指導する「教職支援センター」、これに「キャリアセンター」が加わり、3つの部署で学生をサポートする。
8)教員によっては、毎週独自の自主勉強講座を手弁当で開き、学生の苦手分野の克服を指導している。もちろん、オフィスアワーも活用して指導。土曜日には希望者を対象に東京アカデミーの講座も開講されている。教員は幼稚園や小学校の現場出身者が多い。
9)教員の方がおっしゃっていたこととしては、新設大学で実績がないため、教職員は必死だったということ。1学科150人の学生を30人の教員が手厚く指導し、学生と一体となった教育をしたことが、結果に繋がったのではないかという。(終わり)
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