8/1 アメリカ大使館主催「リベラルアーツの大学とは」(後編) |
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前編はこちら
1)リベラルアーツカレッジの教員は、学生の目標達成のサポートをする存在です。「オープン・ドア・ポリシー」。いつでも研究室を訪ねてきていいのです。オフィスアワーだけでなく、いつでも、先生が研究室に居る時は訪ねて良い大学もあります。
2)アメリカは4000もの大学があります。どうやって選べばいいのでしょうか。大切なのは、どういったコミュニティに適性があるかです。Collage Boardというサイトを見てください。http://www.collegeboard.com/student/csearch/index.html
3)ここで3800の大学が検索できます。SAT・TOEFLの入学基準、合格率、学生数、学費、キャンパスライフ、キャンパス環境、男女比、学部、人気専攻、1クラスあたりの平均人数、奨学金などの情報が掲載されています。
4)「カレッジ・マッチ・メーカー」というのをクリックして、情報を絞り込んでいってください。「少人数」というキーワードで検索もできます。学費や学習支援の充実度、難易度などでも絞り込めます。学会や教員のプロフィールも調べられます。
5)リベラルアーツでも、ハーバード、エールは上位2校です。しかし、小規模なリベラルアーツカレッジのほうがいい面もあります。それは、「研究者養成機関ではない」ということです。校風も大切です。自分と似たタイプの学生がいるほうがうまくやっていけます。
6)自分となじめないタイプの大学に入ってしまった学生は、かわいそうです。試験も論文もダメになってしまいます。ハッピーな学生になるべきです。寮がキャンパス内にあるかどうか。これらもすべて検索できます。
7)各大学のHPを見ると、アドミッションズかプロスペクティブ・ステューデントというのがあるのでクリックしてください。願書の出し方が書いてあります。アドミッションカウンセラーが誰なのかが書いてあるので、メールでその人に聞いてください。
8)留学希望者には、留学生担当のアドミッションカウンセラーがいます。大学選びは「」「ロケーション」「サイズ」「カルチャー」「サポート」が大事。そして、カウンセラー、教員、学生とコンタクトを取ること。学部・学科名だけで選ぶべきではありません。
9)どこに入るかではなく、入学後に何をするかが大事なのです。奨学金やビザも事前によく調べておかないといけません。(マーサ・キメルさんの話ここまで)
10)(サラ・ハムさんの話)教授たちは、授業の後に必ず、話しやすい環境を作ってくれました。私はリベラルアーツカレッジで、数学、歴史、美術、社会科学、宗教、外国語(日本語)、社会正義(ジェンダー、民族、マイノリティーなど)を学びました。
11)ダブルメジャーで、専門は国際関係学と政治学です。大学院はワシントン大学に行きましたが、ワシントン大学は学部生は3万4千人。大きな講座の300人授業などが多く、25人の院生によるテストが週何回かあります。教授はなかなかつかまらない。
12)出身校のリベラルアーツカレッジには教授によるメンター制度がありましたが、ワシントン大学の学部生は、何でも自分で調べなければいけません。大きい大学が好きな人にはいいかもしれないけれど……。
13)リベラルアーツカレッジでは、何回でも専攻が変更できます。4年生でも変更できます。私は医学部に行く勉強をしていましたが、政治学に変えました。3年生から副専攻として国際関係学を加えました。
14)リベラルアーツカレッジは、いろんなことを試しながら、自分の専門を決めることができます。逆に、やりたいことが決まっているのなら、個々の職業に直結した、専門的な学問、実学の学校を選んだほうがいいかもしれません。
15)それぞれのカルチャーに、自分がマッチするかどうかです。アイビーリーグなどのブランドは就職でもある程度あるけれど。(マーサ・キメルさん)「私はエール大を出た母に、『あんたにはアイビーリーグは合わない』と言われたわ(笑)」
16)アメリカの大学は辞める人が多いといわれますが、小規模な大学は辞める人は少ないです。私は大学内での労働で学費を賄いました。オンキャンパスで週20時間働きました。
17)アメリカ留学の情報収集は、留学フェアや説明会に行く、学校や公的機関によるオリジナル情報を収集するほか、Education USA(http://www.educationusa.info/westtokyo)というサイトがある。
18)日本に4つのセンターがあり、無料で相談や情報提供が受けられる。永田町のフルブライトジャパン、武蔵野市のIEE、関西アメリカンセンター、福岡アメリカンセンターなど。コネクトUSA(http://connectusa.jp/)というサイトでは、留学体験記も読める。
19)アメリカ大使館のレファレンス資料室でも、簡単な留学相談にはのってもらえる。8月24日には「高校生と保護者のためのアメリカ大学留学説明会(フルブライト・ジャパン)」、9月17日には秋葉原UDXで「第20回アメリカ大学留学フェア」を開催。
20)アメリカの大学入試の場合、出願書類にエッセイ、学業成績や共通テストのスコア、受賞歴、ボランティア活動・職歴、趣味・特技、推薦状などを提出し、入学後の将来性も考慮される。
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