佐渡を観光してその問題点を探る |
夜行快速「ムーンライトえちご」で新潟駅に朝4:51着。新潟港を出る佐渡汽船のフェリーは6時ですが、なんと連絡バスがありません。タクシーだと10分で1160円かかります。新潟駅に朝5時に着く東京からの高速バスもありますが、駅が終点でフェリーターミナルまで行きません。佐渡観光客の1/3は関東圏なのに、すでにこの時点でナメています。佐渡を観光して感じたのは、全体的に島民、また新潟県だけを見ていて、外部から観光客を招く姿勢に欠けているということです。
フェリーは2等船室で行きました。大部屋にザコ寝でもぐっすり眠ってしまい、2時間半の航海も遠く感じませんでした。帰りは1040円高い1等船室で。2等と同じカーペットですが、個別に1人寝のマットが敷いてあり、枕と毛布もついています。1等は音も静かで非常に快適で、ぐっすり眠ってしまいました。佐渡の人に聞いたところ、片道6000円もするジェットフォイルなど使わず、みんなフェリーの2等だそうです。寝てしまえば2時間半は遠くない。と感じました。ジェットフォイルはオフシーズンは季節割引で4000円ぐらいまで下がりますが、まったく知られていません。ジェットフォイルは1時間と早いのですがイス席なので、フェリーの方が遅くても快適かもしれません。新潟ー佐渡の航空便は復活しましたがわずか9人乗りです。また、6000円近くかかります。島民には4500円の割引がありますが、島民サービスは観光客には関係ありません。諸事情から羽田便がないのが、佐渡観光の根本的な欠点だと思います。
両津港から、土日だけ運行しているバスで、外海府に向かいます。佐渡島の北部をぐるりと一周する長距離バス路線で、途中の険しい景観や、海辺にへばりつくような漁村はとても風情がありました。景勝地よりも私はこうした集落を見る方がぐっと来ます。
バスの乗り換え場所「岩谷口」
佐渡歴史伝説館の売店では、ジェンキンスさん(71歳)が「太鼓番せんべい」販売の手伝いをしている。
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