(写経)ポール・フルキエ『公民の倫理』 |
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1)「エデュカシオンとは、自分から外に出させ、他の人に注意を向けるようにさせることである。子どもが自然の傾向にまかされると(大人もそうだが)、自分のこと、自分の快楽、満足、利益しか考えなくなる。子どもはエゴイストで、まさにそのことによって、非社会的である。
2)人を社会化するとは、なによりも、他人についての感覚を教えることである。日常の関係では、この感覚はとくに礼儀にあらわれるのだが、礼儀こそ訓育の主な要素の一つなのだ。不作法な人のことを、世間では、育ちがわるいとか、教養に欠けているとかい言わないだろうか。
3)よいエデュカシオン・訓育を受けることなしに知識を得る人は、教養を作りだす精神の微妙さ、趣味の繊細さを欠くことになるだろうし、この欠如は、偉大な知識、非常に発達した知性と出会えばそれだけ目立つものになるだろう。逆に無知と一つになれば、よい訓育を受けても、多くの場合、
4)訓育が欠けているものと同じ結果に終わる恐れがある。勉強によって発達する批判的精神が欠如すれば、自分自身について錯覚するようになる」(ポール・フルキエ『公民の倫理』)
ちなみにこれはフランスの高校の教科書の内容です。
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