英国 Enternships.com 中小・ベンチャー企業と学生をマッチング |
1)オックスフォード大学の学生が始めたhttp://Enternships.com は、中小企業・スタートアップ事業と学生をつなげるオンラインプラットフォームであり、大学でのネットワーク構築や金融機関との連携も進め、多くの学生・既卒生に利用されている。
2)http://Enternships.com は4500企業(主に中小企業やスタートアップ事業)が求人広告を掲載し、利用者数は年間約4万人。学生が求人広告を見て直接企業に応募。例外的に、別契約で応募者のスクリーニングまでを請け負っているケースもあるが、
3)http://Enternships.com は原則マッチングに介入しない。採用情報掲載に対する広告料も徴収するビジネスモデル。金融機関やベンチャー投資機関、政府と提携し、学生に企業でのインターンシップを提供するプログラムを実施。イギリスで最大規模の銀行グループ、
4)サンタンデールと提携し、銀行の顧客である企業や事業に学生インターンを派遣。スペインの大手通信事業者Terefonicaと提携。同社が運営しているスタートアップ期の事業に投資し事業の加速を支援するプロジェクト「Wayra」の投資先の事業に対し、学生インターンをコーディネート。
5)イギリス政府から受託し、ファッション、アート、メディアなどクリエイティブ産業におけるインターンシップ・プログラムを開始。●大学との連携・大学での活動 学生の開拓は、一部の大学と公式にパートナーシップを結び、提携している。提携していない場合も、学生組合や学生団体を通じて、
6)Enternshipsから学生と直接連絡を取る。Enternshipsのコンセプトに共感する学生たちが描く大学内で募集に主体的に動いてくれる「学生アンバサダー制度」を設けている。学生アンバサダーは各大学内でイベントやコンペ、有名な起業家を招いた講演会などを実施。
7)中小企業やスタートアップ事業で起業家精神を持って働くことのやりがいや魅力を学生に伝え、学生の認識を高める努力をしている。●インターンシップに関するイギリスの学生の動向 2年生の夏休みにインターンシップをするのが最も一般的。1か月程度のインターンシップもあるため、クリスマスや
8)イースター休暇など、夏休み以外の時期でも参加可能。ただ、学期中はフルタイムで勉強があるため、インターンシップに参加しない。既卒生の場合は、現在は就職難のため、年間を通じて就職活動が行われており、インターンシップの期間も短期から長期まで多様。
9)企業が短期インターンシップ(1~3カ月)を受け入れるメリット 優秀な学生を採用する手段として活用できる。始めからフルタイムの社員として雇うことはリスクが伴うため、まずはインターンとして働く中で、採用するかどうかを決められる。企業側がソーシャルメディアなど特定のスキルを必要とす
10)る場合、そうした分野に明るい学生を採用することは多い。●インターンシップに対する賃金について 1か月の労働時間が基準を下回る場合、最低賃金以下の金額が支払われたり、旅費のみが支払われることもある。Enternshipsとしては、いかなる場合も最低賃金の支払いを奨励している。
11)今後の展望 学生向けの研修など、直接的な支援を強化。オンライン学習やオンライン研修など既存の事業者と学生をつなげるモデルを想定。オフラインでは自己啓発やモチベーション管理など学生のソフトスキルを育成する支援を提供。履歴書やカバーレターの書き方などのツールは、すでにオンライン
12)で提供している。今後は欧州圏内、他国への展開・ノウハウ移転を目標にしている(終)
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