イギリス エクセター大学の成功 |
イギリス内の大学ランキングをわずか10年間で50位近くから7位に跳ね上げたというのである。イギリスといえば、私たちになじみがあるのはケンブリッジ大学や オックスフォード大学であるが、これはわが国に当てはめて考えると、ランキング50位の大学が10年間で慶応大学や早稲田大学と肩を並べるようになったことに匹敵するすごいことなのである。そこで興味を持ったわけだが、変革は2002年にスティーブ・スミスという新学長が就任した時から始まったという。
記事によると、スミス学長は次のような対策を採ったのだそうだ。
(1).強みを持つ分野への資源の集中が必要と訴え、各教員の研究の質を精査し、客観的な根拠を示して評価した結果、教員の7人に1人が大学を去って行った。
(2).学部の存廃を国際的な競争力があるかどうかという基準で整理し、化学や音楽などの分野を廃止して、学部数を37から31に減らした。その結果、存続した糖尿病研究や応用材料学、気象科学、英文学は国内トップ級に成長した。
(3).大学の人気が上昇し、学生数が50%増えたため、外部から優秀な教員を招き、教員数が約2倍になった。
そして、次のような効果が生まれたという。
(1).大学の収益が3倍以上に増え、ランキングが7位となった。
(2).競争力の向上と共に留学生が増加し、8倍となった。
(3).留学生の誘致で毎年3,280人の雇用を創出し、学生全体では1年で4億2千万ポンド(円換算で596億7千万円)の経済効果を地元にもたらしていると考えられている。

