2021年 07月 30日
やりたいことがない高校生 |
国立の3割、公立の4割、私立の5割が推薦の時代に、やりたいことがない、行きたい大学がないのは致命的です。点数で入れた大学に高校のように進学しても、就活で「行きたい会社がない」となり詰みます。夢は無理に持たなくていいですが、目標を設定し、そこに到達する努力をした経験は必要です。
やりたいことがない、行きたい大学がない人は、自分で考えて探してもいないし、そのヒントを学校や親など周囲に与えられてもいません。自分で見つけた人は、生物学の研究者になる、演劇を学んで俳優になるなど、ゴール(目標)を設定して計画的に学ぶことができます。
今は探究学習やPBLなどのアクティブラーニングで、高校や大学が教育内容で目標を持たせるきっかけを与えてくれますが、自分で設定した目標に勝るものはありません。漫画家になる、YouTuberになる、ベンチャー起業家になるのに、学校が与えられるものは限られています。
だからいつしか私は、すごい教育を与えてくれる高校、大学を取材してほめたたえることに飽きてきました。個人で成功したクリエイターは学校は関係ないからです。もちろん、良い先生や友との出会い、きっかけはあったでしょうが、それはどこまでも個人的な経験です。
天才は学校が意図して作ることはできません。東京芸大を出ても全員が芸術家にはなれません。私を含む教育関係者は、教育で人は変われると信じたいですが、個人の才能は最後は個人で伸ばすもので、学校は最低限の手助けができるだけ。私たちは学校が好きすぎて過大評価しているかもしれません。
by tyamauch
| 2021-07-30 06:33

