2021年 07月 31日
高3の夏なのに志望理由がヤバイ人 |
高校3年生の夏休みなのに、推薦の志望理由が練りこまれていない人が散見されて心配です。3ポリを読んで「その大学に入りたい理由」はしっかり書ける、言えるのですが、「そのために私が高校時代にがんばってきたことで、他の人と違うこと」が無いのです。夏休みに考えてください。
特に、地方の、進学校ではない公立高校の生徒の場合、地元国公立大学や、都会の私立大学の華やかな学部を志望校にした時点で、専門学校に行く同級生と違い、自分が何かすごいことをしている錯覚に陥りがちですが、都会のライバルは塾に戦略を立ててもらって必死に対策しています。素手では勝てません。
部活だったら、甲子園とか、インターハイとか、県大会でベスト8みたいに、自分の実力が如実にわかるのに、勉強で他人と競争した経験がない地方の学力が高くない高校の生徒だと、志望大学を見つけただけで、受かった気になってしまうのです。あるいは、声優専門学校志望というだけで声優になった気に。
地方の、あまり学力の高くない高校で、都会の名門私大の推薦を目指している生徒さんがいたので、志望動機を聞いたのですが、熱く語れるんですよ。夢がある時点で、自分は他人と違うという根拠のない自信も持っている。でも、君ぐらいの人は、都会どころか、隣の進学校に10人ぐらいいるよと。
何かのきっかけで、海外の途上国の貧困の問題に関心を持ったとします。それだけで「私立名門〇〇大学の国際学部に推薦で入れて、国際機関に就職できる」と思い込んでしまう。情報不足なのと、では、自分にどんな高度職業専門性が必要なのか、高校時代にそのために何をやってきたのかには到達しない。
地方高校でも進学校なら、全員が共通テストを受けて、成績順にLet's北見工大という進路指導ができるのですが(それもどうかと思いますが)、進路多様校の場合は、国公立や名門私大は現実的には戦えない人が多いので、指定校推薦が来た私大から選ぶ、入れそうな私大を受けるだけになりがちです。
それでも僕は、「勉強ができない高校なんだから、入れる大学に行けばいい」に抗いたいと思っています。共通テストが無い推薦なら、愛知県立の偏差値40台前半の高校から、名古屋大学文学部に合格した人もいます。奇跡は起きる。いや、起こすのです。
by tyamauch
| 2021-07-31 06:36

