「情報＝教養」の時代

高校では文系クラスだけど理系の情報学部に行きたい人、今の時代はかなり多いと思います。その場合は、数学や理科の学力試験を課さない総合型選抜で受験しましょう。

デジタルネイティブの若者と社会の動きに対し、高校と塾と大学は文系・理系で分けた生徒の多くを文系学部に押し込むという古い進路指導の流れが変えられません。既得権益だからです。

私は高校生に「あなたが本当にやりたいことは知名度の高い私大文系に行くことではなく、デジタルスキルを身に付けて自立した働き方を選べる高度職業専門人になることではないですか？」と問いかけたいと思います。

これは、すべての総合私大に情報学部やデータサイエンス学部を作れと申しているのではありません。情報＝教養の時代に、あなたの大学はどうしますか？　ということです。

国際文化学部や心理学部や建築学部を既存の学科から昇格させることは、根本的な問題解決にはなりません。（最近の心理学部はどこもデータサイエンスを強調してはいますが）