国立科学博物館@上野 |
国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/
2004年11月のグランドオープン以降、初めて入りましたが、増築でとても展示が充実しています。
科学博物館はいくつも入りましたが、ここは規模が大きいのはもちろん、人類の誕生や生命の進化といった自然史関係の展示が多いため、最先端科学だけを見せるのではなく、地球や人類の歴史を考えることができます。物理・化学系よりも地学・生物学系の要素が強い博物館です。
企画展は「富士山展宝永噴火300年」「2008年新春サイエンススクェア」「科博・干支シリーズ2008 子年のお正月。ネズミを知る」の3つで、富士山の噴火と信仰、子どもの科学体験、いろんなネズミの剥製の展示と盛りだくさんでした。
常設展示は、大きく「日本館」「地球館」に分かれています。日本館が従来の建物で、日本列島に生きる多様な動植物や、化石、古代人の生活などが見られます。美しい自然の風景の写真が多く、心が癒されます。博物館ではなく、こうした美しい土地に実際に行ってみたいと思わせる演出はさすがです。博物館も進歩したものです。
地球館は恐竜の化石や世界の様々な動物の剥製、宇宙の謎、科学技術の歩みといった展示が見られ、子ども向けの体験企画も増えています。昔のような見るだけの展示しかない博物館ではなくなったのは大変な進歩だと思いました。
子どもや親子連れだけではく、私たちが個人的に見に行って、自分の勉強になるというのも、こうした博物館の利点です。皆さん、どんどん行きましょう。これで600円は安い。
評価 ★★★★★
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