甲南大学の「マイラボ」に注目! |
一方で、4年生になって研究室に所属するまでは、授業を受けるだけでなかなか専門的な勉強に到達せず、つまらないと感じる学生がいるのも事実である。理工系大学の真髄は研究室からで、それまでの3年間、いくら専門の科目を学べるとはいえ、まだ自分の研究スペースが与えられるわけではないのだから、物足りないという声はよく聞く。理工系大学で研究室を知らずして途中で挫折してしまうのは、とても惜しい話だ。とはいえ、1年生から専門の研究室に所属するのは内容的に不可能である。
そんななかで、2009年に甲南大学が新設するフロンティアサイエンス学部生命化学科は、何と1年生から1人ひとりに、専用の研究スペース「マイラボ」が与えられる。会社員のように、大学に来れば自分の机があるのだ。これはすごい。文系大学院の中には、院生専用の机がない大学もあるのに、驚くべき環境である。極論すれば、大学1年生から、教授と同格の研究環境と言っても過言ではない。講義の空き時間は自分の机で勉強できるし、友人たちと話すこともできる。
http://www.konan-first.jp/m10.html
1学科の定員が35人だから、約160人分の机は用意できるということなのだろうが、それにしてもすごい。4年生は研究室に入るから、3年生までの120人分もあれば十分だろう。これほど理想的な少人数教育を、専用のキャンパスでするのだから、大変なやる気である。甲南大学フロンティアサイエンス学部を見学に、いずれ神戸に行かねばなるまい。

