ロンドン芸大の学食と図書館 |

London College of Communication,Graphic and Media Designの卒業制作展を見た後は、せっかくの機会なので学内を探検してみる。美大だけあって印刷や写真、デザインのアトリエや工房が多くあり、ガラス窓から教員の研究室や、サークル部室のように散らかった学生の作業部屋などを覗いて回る。
図書館にも行ってみた。Library&Learnig Resourcesと名乗っており、入口にはゲートがあるが入館カードなどは特に不要で、簡単に中に入れた。校舎の入口がゲートになっていて部外者をシャットアウトしているためだろう。中は意外に広く、例えて悪いが武蔵野美術大学の図書館よりも広かった。本棚がずらっと並び、専門書だけでなく自然科学の本も充実している。パソコンコーナーでは学生たちが分厚い教科書を広げて熱心に勉強していた。電動書庫もあり、自由に入れるようになっていた。映像資料や芸術雑誌も豊富である。特に芸術関係の雑誌は非常に充実しており、日本のように専門家向けの美術誌というよりもファッション誌のような流麗なデザインの雑誌が多く、ヨーロッパの美術に対する造詣の深さや文化的広がりを感じずにはいられなかった。
特筆すべきことは、図書館の入口に、34人の図書館員全員の写真と名前が張り出されていることで、肩書や得意分野(図書館での担当する棚など)が書いてあることだった。これは、大学職員の人格を重視すると同時に、責任を持って業務を遂行したり、学生とのコミュニケーションを図る上で大変有意義である。学食の料理人の顔写真を張り出していた北京の清華大学にも驚いたが、こっちも凄い。やはり日本の大学は海外からまだまだ学ぶべき点が多い。
学食に行く。図書館に隣接しており、カフェや画材店、軽食販売のキオスクのような売店が集まっている。学食の隅っこには掲示板があり、学生のサークル活動や、芸術展、ボランティア募集、映像作成の仲間募集などのポスターが多数掲示してあって微笑ましい。メアドを印刷した紙を切り取るという、日本で見かけた形式のポスターもあった。学生によるフリーペーパーも配布されている。ペットロスサークルや、聖書研究会が珍しかった。学食にも6台のパソコンが設置され、インターネットができる。
学食は学生とそれ以外で二重価格になっており、パスタバーは学生1.95£、学生以外2.29£、カレーライスは学生2.95ポンド、学生以外3.47£だった。

