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2020年 08月 25日
千葉県立成東高校は8月31日まで、公式ホームページで「Web地方国公立大学展」を開催中。地方公立高校の先生は判で押したように「国公立大学に行かせたい」とおっしゃいますが、そのための努力をしているかどうかが重要です。 千葉県立匝瑳高校のものをそのままコピペしている大学があるのはご愛敬ですが。 そして、地方名門公立高校の「国公立推し」に苦々しい思いをしている私大の皆様!こうした高校こそ、私立大学の魅力をPRする余地が大いにあるわけで、ある意味で狙い目のお客様なのです。いくら1学年国公立100人合格の名門と言っても、残りの200人は行っていないわけですから。 私が高校でどんな知見を得て、具体的に私立大学にどんなアドバイスをしているのか。気になる方はお気軽にお問い合わせください。ご連絡お待ちしています。 #
by tyamauch
| 2020-08-25 06:16
2020年 08月 14日
2013年に常葉大学と名古屋学院大学が法学部を新設しました。どちらも地方公務員養成を強力にPRしていましたが、就職者の1割が公務員に、2割が金融関係に就職し、地元に評価が定着した常葉大学法学部に対し、名古屋学院大学法学部は、公式ホームページに公開された就職データを見る限り、地方公務員合格者はほとんどおらず、公務員に強い法学部というブランドは築けなかったように見えます。 これは、エリア・マーケティングの問題です。スーパーマーケットやドラッグストア、コンビニ、ファミレスなどをイメージしてください。同じ地域に多数の店舗があって客の奪い合いをするのは、苦しい戦いになりますが、大学も同じです。 静岡市の常葉大学は、ライバルがいませんでした。静岡県唯一の法学部で、東は神奈川県、西は名古屋市まで私大法学部が無いという、独占状態なのです。 名古屋学院大学の場合、近隣に既存の私大法学部が多すぎます。例えば愛知学院大学法学部は13.8%が公務員ですが、警察と消防で稼いでおり、地方公務員に強いとは言えません。それでもその愛知学院が、南愛名中(南山、愛知、中京、名城)の受け皿として機能しており、ここまでしか市場が無いということです。 私は、地方公務員志望の高校生には、「首都圏なら日大法学部、関西なら近畿大法学部までには入っておきたい」と伝えています。それ以外の大学から公務員を目指す場合は、上の実績の大学の学生以上の努力が求められます。 東京では東京経済大学が2000年に現代法学部を新設しましたが、学部名に「逃げ」が感じられて、個人的には好きではありません。法学部の新設は「公務員に強い」の呪縛から逃れられないからです。 関西だと桃山学院大学法学部が2002年新設ですが、こちらは2割が公務員になっており、市場はあったと言えます。個人的には追手門学院や大阪経済大学が法学部を作っても成功する可能性はあると思いますが、今さら感もあり、何とも言えません。京都先端科学大は京都学園大の時代に法学部を潰したので、京都橘あたりが作るのはありかもしれません。 新潟県、石川県には私大法学部がありません。新設すれば常葉のように成功する可能性はあります。かつて石川県は北陸大学にありましたが、明らかに需要があるのに廃止して未来創造学部にしました。完全に経営判断ミスです。 岡山県は岡山商大にありますが、育て方を間違えており評価が高くありません。富山県の高岡法科大学、秋田県のノースアジア大学も同様です。首都圏だと日本文化大学、平成国際大学、清和大学、中央学院大学の法学部は、困難な地方公務員ではなく警察官に集中することで、選ばれる大学として生き残りました。 公務員を狙った私大の法学部新設というのは、このように一種の賭けです。当たれば大きいのですが、そうでないとどのような学部に育てたいのかが問われます。名古屋学院がどう次の手を打つのか、注目しています。 #
by tyamauch
| 2020-08-14 05:43
2020年 08月 13日
2013年に常葉大学が法学部を開設したのは、地元静岡に大学生を留めて公務員にする意図をひしひしと感じましたが、成功するかどうか危ういと思っていました。偏差値は高く付きようがないからです。 しかし、私の心配は杞憂でした。地元公務員にも就職できているし、異様に金融に強いこと。わずか7年でも、しっかり地元に根を張る学部として成長したことがわかります。 常葉大学といえば、教育学部と外国語学部だけ(岐阜聖徳と同じ)のイメージが強かったのですが、今や10学部19学科。静岡県の高校生は他県流出すると言われますが、巨大化した総合大学である常葉がかなりの学生を県内に吸収するようになっています。 これは、常葉が東北学院や広島修道のような、地域拠点校に成長したことを示しており、大学としては大成功で喜ばしいのですが、静岡県内の高校では、「常葉でいいやという生徒が多くて困る」という声が上がり始めているのも事実です。 #
by tyamauch
| 2020-08-13 13:41
2020年 07月 28日
私は大学だけでなく専門学校も数えきれないほど足を運びましたが、忘れられない学校が2つあります。
セツ・モードセミナー(1954-2017)と文化学院(1921-2018)です。 どちらも、もうありません。 2000年代前半、編集プロダクションで働いていた私は、イラストレーターさんにイラストの発注をすることが多かったのですが、会社にあった『イラストレーションファイル』という、イラストレーターの図鑑のような分厚い本をパラパラ見ていると、セツ・モードセミナーの出身者が異様に多いんですね。それで、興味を持って、セツの校舎で開催されている作品展に、何度も足を運びました。 イラストレーションファイル そのうちの一人の、まだ駆け出しの若い女性イラストレーターの方に仕事を発注し、打ち合わせをしたのですが、そこで彼女は、セツの創立者である長沢節(1917-1999)が、どんなに魅力的で自由な先生だったか、うっとりしながら語るのです。晩年になってもいつも若くて素敵なボーイフレンドがいた話(長沢節は男性で、生涯独身)や、年を取ってみんなが止めるのに自転車に乗って事故死してしまった話が、印象に残っています。その後、打ち合わせをしたイラストレーターの方は、大物小説家の本の表紙画を多数手がける、超売れっ子になりました。 その長沢節が出たのが、文化学院です。こちらも、昭和初期の校舎がまだ残り、高等課程もあった2000年代前半に、お茶の水の校舎の学園祭に何度も行きました。古い校舎の職員室だか事務室がカフェラウンジのようになっており、学園祭に来た卒業生と教職員が親しく語り合っているほほえましい光景が見られました。その後、高層ビルの新校舎に建て替えたり、学科を改変したり、高等課程を閉校にしたり、お茶の水から両国に移転したり、了徳寺学園に合併したりと、晩年は迷走し、廃校になってしまいました。 どちらの学校ももう存在しないのですが、アートの分野ではあまたの著名人を輩出し、活躍しています。新しい学校ができたり、著名な先生が新大学、新学部の目玉になってPRしているのを見ると、私は消えた2校を思い出して、こう思うのです。学校は、「誰が作ったのか、誰が教えるのか、ではなく、誰が出たのか」がより重要なのではないかと。
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by tyamauch
| 2020-07-28 11:33
2020年 06月 18日
総合型選抜の場合、2つの探究が重要になってきます。一つは志望校を探究することで、自分が入りたい大学の教育や研究をどれだけ理解しているかです。もう一つが自己の探究で、自分がやりたいことをどれだけ深く考え、それを的確に表現できるか。この2つのマッチングを自分ですることが重要です。 総合型選抜に対応できている、生徒個人の探究的な学習が認められている自由な高校と、まだ一般選抜の点数競争だけに頼り、生徒は塾頼みの高校では、大きな格差が開いています。中学生の高校選びが重要になってきます。 ちょうど家のテレビで『アナと雪の女王2』(2019)を見ていたのですが、これはもうほとんどエルサ個人がどう生きたいかだけが重要で、他の人や出来事はみんな脇役です。 高校も、大学も、親も、先生も、みんな脇役で、生徒個人が、僕が私がどう生きるかが重要なのであって、 「〇〇大学〇名合格!」 というのは、生徒個人の意志ではなく、学校が主役になっちゃっているのだと気が付きました。 『アナと雪の女王』(2014)では、エルサはストーリーをハッピーエンドにするために、自分の能力を最大限発揮する場を失い、いわば学校の枠に閉じ込められて話が終わります。『2』までの5年で、世界は変わりました。 #
by tyamauch
| 2020-06-18 06:28
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