社会のデジタル化で、普通科高校→文系私大卒は不要な人材になりかねない |
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2021年 06月 21日
都市部の、学力的に真ん中ぐらいの高校は、そこそこの勉強or推薦で親でも知っている大規模私大に進学できるため、のんびりした雰囲気の学校が多いですが、この層が将来、親が中流で本人が貧困に陥る層だと私は危惧しています。数学もやらず、デジタル化に完全に乗り遅れた文系私大卒になるからです。 まだ志願者が何万人も集まっている、偏差値の高い大規模私大は、恐るべき時代の変化に気が付いているのでしょうか。文系3教科、2教科の入試&安易な推薦をやっている場合なのでしょうか。 より深刻なのは入学後の教育です。文学部でも経済学部でも、システム開発、AI・ロボット、データサイエンス、ゲーム、CG、映像、プログラミング、EdTech、VR・ARなどの教養レベルの知識があり、YouTube、ドローン、SNS等を活用したWEBマーケティングができる状態で就活に突入できる学生にしなくて良いのでしょうか。 私の心配は杞憂でしょうか。 スマホやパソコンはみんな持っていますが、娯楽としてのみ活用してお金と時間を消費する側と、学びに活用してお金を生むために使える側で、若者が分断されています。 社会がデジタル化する前の教育のままでは、普通科高校→文系私大卒は不要になる時代が目前に迫っています。 #
by tyamauch
| 2021-06-21 20:21
2021年 06月 21日
2015年の兵庫県の高校の学区統合で、山間部の進学校などが都市部に生徒が流出して凋落していく問題が発生していますが、そうした事態は都市部でも起きています。 まさかの、宝塚市です。 伊丹、宝塚、尼崎、西宮、丹有(三田等)の5学区が統合された巨大学区になり、宝塚の生徒は西宮にも通えるようになりました。ただ、トップ層の流出よりも、中間層の流出の方が深刻だという話もあります。それは、宝塚という町の成り立ちに理由があります。 宝塚高校 1963 三番手 宝塚東高校 1974 進路多様校 宝塚西高校 1977 二番手 宝塚北高校 1985 トップ なんとびっくり、全部新しい高校で、旧制中学、旧制高女がありません。私たちは宝塚というと観光のイメージが非常に強いのですが、実際の宝塚市は高度成長期に急速に発展したベッドタウンで、はっきりいって多摩ニュータウンです。そして、すべての高校が、駅から遠い山の上の団地にあります。川西市の県立3校ももそうです。 生徒たちは、通学に不便な山の上を嫌い、平地に高校がある伊丹市を選びがちだそうです。伊丹市にも普通科公立高校が4校あります。トップ校の宝塚北は持ちこたえていますが、宝塚西、宝塚高校は、県立伊丹、市立伊丹、伊丹北に取られてしまいがちだそうです。 さらにここに私立高校との戦いが加わります。関西学院大学は推薦が65%で、私立高校に指定校推薦を大量に出すため、同じ学力なら一般で受からない公立よりも私立を選ぶ生徒・保護者も多いでしょう。 進学先を宝塚市内に限定されていた時代よりも自由になったかもしれませんが、それは、高校にとっては、いずれ学校が自由に統廃合されることを意味しています。子どもが減っていく時代に、高度成長期の公立高校のすべては存続できないでしょう。 そして、宝塚市の高校生と親は、宝塚北→宝塚西→宝塚→宝塚東という高校の序列と同じように、関学→甲南→神戸学院→流通科学という大学の序列に縛られています。ただ、関学や甲南には、憧れてもなかなか入れない。京都や大阪の大学には、我々の想像以上に行きません。 この地域に必要なのは、推薦が多い関学に対して、一般選抜で7割取る明治や東洋のような、県立高校に優しい質実剛健な大学です。甲南がそうなれるはずもなく、ここに、潜在的な顧客がいる巨大市場があると私は思うのですが。大阪工業大や大阪経済大みたいな大学が兵庫県に欲しい。 #
by tyamauch
| 2021-06-21 05:25
2021年 06月 10日
農大二高が台湾進学に注力しており、国立台湾大学にも現役合格しています。群馬県は男女別学の公立トップ高校の次が大規模私立高校で、二番手、三番手の公立高校が振るわないですが、この高校の熱意ある取り組みの数々を見ていると納得です。私も群馬県の中学生だったらこちらを選びますね。農大二高という名前のイメージに全国の人は惑わされがちですが、群馬に土着化した、勉強もスポーツも海外にも強い、優れた地方私立高校です。群馬県全体で台湾進学がブームになりつつあります。https://tw-academy.com/2020/12/23/%e7%be%a4%e9%a6%ac%e3%81%ae%e9%ab%98%e6%a0%a1%e7%94%9f%e3%80%81%e5%8f%b0%e6%b9%be%e3%81%ae%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e9%80%b2%e5%ad%a6%e5%ba%83%e3%81%8c%e3%82%8b%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e8%aa%9e%e3%83%bb/ 農大二高 進路支援の取り組みの数々 https://www.nodai-2-h.ed.jp/course_intro/advanced_course/ 国公立大学の推薦入試にも注力 https://www.nodai-2-h.ed.jp/news/13214/ #
by tyamauch
| 2021-06-10 05:59
2021年 06月 02日
大学進学希望者が少ない高校で、国公立大学や難関私立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜を目指す生徒は、高校内ではトップクラスの学力なので、自分は難関大を目指すだけですごい人間だと勘違いしてしまいがち。すまないが、君の志望理由も自己PRも基礎学力もショボイんだ。気付いてくれ! 君ぐらいのやつは隣の進学校にいっぱいいる。受からないんだ! これを解消するには、部活で県大会や全国大会があるように、一般選抜で模試があるように、推薦入試を目指す生徒の必要な能力を競い合う県大会や全国大会に出場して自己理解を深めてもらう必要があります。そうした大会はすでにあるのに、知らない高校の多いこと! 全員スマホを持ち、1人1台ノーパソがある時代なのに、どうしてこんなに情報格差があるのか。このままでは、探究学習や国公立大学の推薦に長けた高校だけが勝てる状態が加速してしまいます。 #
by tyamauch
| 2021-06-02 06:50
2021年 05月 22日
「名門私大、まさかの定員割れ学部が発生」が今年頻発していて、志願者数は十分に確保できているのに、追加合格を出しまくっても最終的には定員を充足しなかったというびっくり事態になっています。 私は入試テクニックの専門家ではないので、それは受験が仕事の詳しい人にお任せするとして、私見としては、多くの、受験者数競争に血道を上げていた大学は、 「受験したい大学だけど、入学したい大学ではない」 というシビアな現実です。 去年まで定員充足して入学してくれていた学生たちも、「不本意入学」であるということです。そんなのどこも同じじゃないかと言われるかもしれませんが、 複数入試で1学部何千人も受験者を集め、定員の2倍3倍の合格者を出し、神業でピッタリの歩留まりで入学定員を逸脱しない入学者数を確保する。 という、私大の当たり前のテクニックが、「入りたい大学を選ぶ」という、大学選びで本来あるべき姿と大きく違っているということです。 ヘタをすると、最近増えてきた、偏差値の高い高校と大学同士の、高大連携(付属校的な)指定校推薦の方が、高校時代に探究やSDGsで自分のやりたいことをしっかり考えて大学選びをした生徒に理想的なマッチングかもしれません。 学力のある程度高い私立中高一貫校を、指定校でどんどん囲い込む首都圏私大。私のように地方から一般選抜で東京の私大に入るのは、難しい時代が来てしまうのでしょうか? 「特進クラスは指定校推薦を使わせない」とはっきり明記してある京華女子中学高校。一方で、それよりも学力が低い文理クラスは、80人の生徒に240人もの指定校があります。ほぼ指定校で大学進学が決まると考えて良いでしょう。 https://www.keika-g.ed.jp/careers/recommendation.php こうした高校が一般選抜から積極的に脱落していくので、大学の一般選抜の志願者数が増えるはずがありません。大学は自分の首を絞めているのです。 新設学部ながらすでに神田女学園中高を囲い込んでいる順天堂大学国際教養学部。ただしこれは、一般選抜で名門校を獲る競争から脱落したと思われかねない、諸刃の剣です。 #
by tyamauch
| 2021-05-22 06:04
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